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赤いカッパ

私が、小学校に上がる前の話です。
ある雨の降った日のことでした。友達が、真新しい赤い雨合羽を着て、幼稚園にやって来ました。赤い傘に、赤い長靴、そして、赤い雨合羽。その時の私には、その子がまるで『赤ずきんちゃん』になったみたいに見えました。とても可愛らしい、その子の姿を、うらやましくも思いました。
傘と、長靴しか、持っていなかった私は、家に帰るなり「赤いカッパがほしい!」と言いました。でも、母から、かえってきた言葉は「カッパは必要ないでしょう。」でした。たしかに、幼稚園は、私の家の目の前にありました。だから、雨が降っても、傘と長靴さえあれば、十分でした。しかし、幼い私には、納得することは出来ませんでした。結局、私は「それでも、赤いカッパがほしいよぉ。」と泣いてせがむことしか、出来なかったのです。
その姿を、三つ下の弟が見ていました。やさしい弟は、そんな私を見て、なんとか泣き止ませたいと、思ったのでしょう。泣いている私に近づき、「お姉ちゃん、僕のカッパをあげるよ。泣かないで。」と言って、自分が大好きなおやつの『カッパえびせん』を、差し出してくれました。しかし私は、その時、その弟の優しさに気づくことが出来なくて「それじゃない。」と泣き続けました。
時がたつにつれ、その時の弟の優しさに気づきました。
あの時、自分のワガママを通そうと、泣いて食べられなかった『カッパえびせん』。今は、悲しい時や、辛い時に食べると、勇気をもらえます。そして、涙が出るくらい、嬉しいことがあった時、不思議と食べたくなります。
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